トリマーになるには…

特 色

トリマーは
「手に職を付ける」職業です。

この世間でよく言われる「手に職を付ける」とは一体、どういった状況を指す言葉でしょうか?
一般的には、専門スキル〔技能〕を身に付けて、所属組織に左右されず自分の力量一つでお金を稼ぐ事が出来るプロフェッショナルや職人の事を指します。

手に職を付ける方法は幾つかありますが、一番分かりやすいものが「資格取得」です。
医師・弁護士・税理士・美容師・調理師・保育士などは「〈国家〉資格を持っていないと働く事が出来ない職業」の代表格ですが、他にも手に職を付ける方法はあります。

簡単に資格が手に入るからと、トリマースクールを選ぼうとしていませんか?

犬の美容師「トリマー」の場合はどうでしょうか?トリマーは、美容師同様に手に職を付ける職業でありながら、実はトリマーになる為には「資格」は絶対必要条件ではありません。多くの方が誤解されていますが、巷で言われるトリマー資格は「民間(認定)資格」の一つにすぎません。民間の資格付与団体が、独自のルールに従ってトリマー資格を作りあげているだけです。勿論、キチンとした資格付与団体もありますが、そうでない団体も存在しているのも事実です。

では、トリマーになるのに「資格取得」が絶対条件でないとすると、手に職を付ける方法とは何でしょうか?

結論から言いますと、それはキチンとした技術力を身に付ける以外に方法はありません。トリマーの技術習得は、テキストやDVDで勉強したり縫いぐるみモデル犬でのトレーニングだけでは不可能です。つまり生体モデル犬を使い、マンツーマンで何度も何度も実際にトレーニングを積む事によってしか、技術を習得する事は絶対に出来ません。そう言った意味では、確かな技術力を身に付ける事こそ、トリマーの必要不可欠な絶対資格と言えます

トリマーになる為に「資格」は
絶対条件ではありません。

資格ビジネスの落とし穴

通信教育制のトリマースクールでは、技能実習を無視して資格団体の資格付与をセールストークに生徒を募集しているところもありますが、トリマーという専門職業を考えると本末転倒と言わざるを得ません。本来、確かな専門知識と技術力の裏付けの下にトリマー資格は付与されるべきものですので、その技術力の裏付けとなる技能実習をおろそかにしたカリキュラムで資格を取得したとしても実用性はないと言えます。

私たちの資格に対する考え方

しかし、キチンとした資格/卒業認定証は取得しておいた方が有利な事は確かです。どのトリミングサロンの採用試験でも経験の有無を足切り条件にする(ふるいにかける)店舗がほとんどですし、私たちのトリミング&ホテル バウカプチーノ でも、トリマー募集条件として経験の有無で「有資格者及び新卒、又はトリマー経験者」としています。しかし、これはトリマーとしての教育を受けた事があるか若くは経験があるかどうか、おおよその有無を確認する程度のもので、実際にはどのトリミングサロンでも生体モデル犬を使って技能テストを実施して採用の合否を最終決定します。

ですから、いくら書類選考(一次審査:足切り審査)をパスしたとしても、生体モデル犬での技能審査に合格しなければトリマーとして採用される事はありません。
実際のところ、有資格者・新卒・トリマー経験者と言っても技術力は千差万別で、専門学校の新卒者などでも即戦力になる人はほとんどいないと言うのが実情です。つまり実店舗(トリミングサロン等)では資格に対する要求は、トリマーになりたい人が考えている程は重要視されていないと言う事です。トリマー資格が、国家資格でない限り「資格取得=トリマー」とはなりません。

確かな技術力を身につける事、これこそ真のトリマーに要求される資格であると私たちは考えています。

日本トリマー資格は
最小の費用と時間でトリマーを
養成します。

一般的に、トリマー専門学校〈昼間部〉の学費は初年度で100万円〜150万円、2年間トータルですと200万円〜300万円ほどかかります。日中に働きながら通える〈夜間部〉でも年間80万円〜100万円ほどはかかりますので、経済的には大きな負担といえます。
日本トリマー資格のスクーリング〈技能実習〉は、東京の実習店舗に行く交通費・宿泊費はかかるものの、それを考慮しても専門学校と比較すると大幅に費用と時間を低く抑える事が出来ます。

日本トリマー資格の名称に関して

私たちはトリマー志望の方が、インターネット上で検索されるキーワードが「トリマー」「資格」である事から「日本トリマー資格」と命名しました。資格ビジネスを標榜して付けた名称ではありませんのでご理解下さい。トリマーになる為に必要なものは「資格」ではなく、あくまでも「知識力」+「技術力」です。